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災害時の備えできてる?ひとり暮らし女性が知っておきたい、「これだけ防災術」
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ひとり暮らしの20代女性が被災した場合、“なに”が“どれだけ”必要になるのかを意識したことはありますか?災害のニュースを見て心配になり備蓄用品を買いに行っても、本当に必要なものはどれか、どれだけの量が必要かがわからない…と購入を迷うこともあるでしょう。本記事では、そんな悩みをまるっと解消する【20代女性に必要な防災術】を詳しくご紹介します。いざという時に備えて、さっそくチェックしてみてくださいね。
- コラムサマリ
1.台風や豪雨、地震などの「自然災害」に備えてる?
2.20代のひとり暮らし女性が自宅避難するなら何が必要?
3.自宅で自然災害が起きたらやるべきライフハック
4.基本の備えに加えて自分の心を満たすものを準備しよう
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台風や豪雨、地震などの「自然災害」に備えてる?
各地で起こる自然災害のニュースに、多くの方が「何かしらの備えが必要だ」と危機感を抱いています。しかし、実際に危機意識を持つすべての方が行動しているわけではありません。防災意識についてリサーチした、20代女性のリアルボイスを聞いてみましょう。
「水のまとめ買いだけしているけど、それ以外はなし」(20代/会社員)
「何が必要かわからず、結局できていない」(20代/保育士)
「オール電化だからカセットボンベ+コンロだけは準備してるけど…」(30代/主婦)
このように、不安はあるけれど実際は用意できていないという方が多いのが現状です。しかし、必要だと心のどこかで思いながら何も備えずにいることは、無意識に“小さな不安”を抱えながら過ごすことに繋がります。実際に災害に遭ったときに後悔しないためにも、必要なものをさっと準備して今すぐ心の不安を取り去ってしまいましょう!
20代ひとり暮らし女性が自宅避難するなら何が必要?
「なぜ備えをしなければいけないのか」に目を向けると、自分が災害に遭ったときに何がどれだけ必要かのヒントが見えてきます。
大きな自然災害が起こった場合、災害発生と同時に物流が止まってしまい、必要な物が入手できなくなります。水道・電気・ガス・携帯電話回線などのライフラインが止まることも多く、復旧作業が進まず長期化するケースもしばしば。
「いざとなったら避難所に行けばいい」と思われている方も多いですが、施設の数や定員数にも限りがあり、実際は必ずしも避難所に入れるとは限りません。とくにペットや小さな子どもがいる場合には、移動すらも大変になります。また、避難所に入れたとしても、プライバシーの問題や慣れない集団生活で不安やストレスを抱えてしまう可能性もあります。
20代女性が3日間の自宅避難をするなら?
独身女性が自宅避難した場合を想定して、最低限準備すべきものをまとめてみました。
①水(2L×5本):飲料用と生活用水が必要になります。
②ゴミ袋をセットしたリュック:給水車が来たときにペットボトルでは足りません。リュックなら15L程度は入り、運ぶのも手に下げるより楽です。
③食料:主食だけでなく、お菓子も用意しておくと精神的に助けられます。野菜ジュースなど、栄養バランスの取れるものも準備しましょう。
④箸やスプーンなど簡易な食器:浸水で泥まみれになるなどして使えない場合があるため、小分けにビニールパックされているものがおすすめ。
⑤カセットボンベ+コンロ
⑥非常用トイレ
⑦トイレットペーパー
⑧ティッシュペーパー
⑨秋冬であれば防寒用毛布など
⑩マスク:個包装のものがおすすめです。
⑪生理用品:ストレスによりPMS悪化や生理周期の乱れが起こりやすいです。使い慣れた生理用品を用意しましょう。
⑫中身の見えないゴミ袋:生理用品の処分に使用します。
⑬赤ちゃん用おしりふき:経血による不快感やかぶれが起こりやすい方はあると便利です。
⑭カップ付きキャミソール:ブラがない状態では外出しづらいため必要です。
⑮除菌ウェットシート
⑯体拭き用ウェットシート
⑰マウスウォッシュ、歯ブラシ、歯磨き粉
⑱水なしシャンプー
⑲トラベルパックの化粧水、乳液
⑳ヘアバンド、ゴム
㉑洗顔シート
㉒携帯扇風機:夏の暑い時季に重宝します。
㉓携帯ラジオ
㉔スマホ充電器
㉕懐中電灯
㉖電池
㉗ソーラーバッテリー
㉘ノート、ペン:スマホのメモ機能は電池切れで使えなくなる場合もあるため、情報を書き留めるためのメモがあると安心です。
㉙(必要な方は)メガネ、コンタクトレンズ
㉚防犯ブザーかホイッスル
㉛持病がある方は薬
㉜軍手
㉝体温計
㉞タオル
㉟ペットがいる方はペットの餌やケア用品
㊱絆創膏、消毒液
㊲マッチ、ライター、ろうそくなど火をつけるもの
㊳紐なしスニーカー「たった3日でこんなに?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。避難する日数が延びたり、家族も一緒に避難する場合はさらに多く必要になります。
いざ被災したときに困らないよう、食料品や日用品はストックしておいて少なくなったら買い足す「ローリングストック」を心がけましょう。
いかにも災害用食料というものばかりでは、精神的につらくなるもの。有名店のレトルト食品やお気に入りのお菓子など、「実際に食べて美味しかったもの」をセレクトするのも災害時のストレスを軽減する秘訣です。衣服やタオルなど濡れては困るものは、ジッパー付き袋などに収納しておくことをおすすめします。
これがあると便利!経験者が用意しているもの
大学生の頃、宮城県で「東日本大震災」を経験して以来、防災の備えをしっかりするようになりました。一度経験して気付いたのは、女性の生理に関するトラブルが多いこと。避難所ではどうしてもトイレに行く回数も減ってしまうため、私自身も当時衣類を汚して慌てました。今はもしもに備えて、生理用品に加え「吸水ショーツ」も用意しています。うっかりナプキンから染み出した場合でもショーツがある程度は受け止めてくれるので安心です(30代/会社員)
東日本大震災のとき、都内の勤務先から自宅まで歩いて帰りました。当時ヒールの靴を履いていたのですが、すぐに痛みが生じて歩きづらくなったのを覚えています。それからはどんな靴を履いていても大丈夫なように、必ずバッグにコンパクトに収納できるフラットシューズを入れています。最近では数センチの厚さに折りたためる防災シューズも。災害時は道にがれきやガラス片が落ちていることも多いので、足をケガしないためにも必携しています(30代/薬剤師)
自宅で自然災害が起きたらやるべきライフハック
ひとり暮らしの女性が自宅で被災した場合、すぐにやるべきことは何でしょう?実際に災害に見舞われたときに慌てないよう、ここであらためて確認しておきましょう。
ブレーカーを落とす
災害時に停電が起こることはよくあります。停電中にストーブの上にカーテンや衣服などが落ちていると、復旧して通電した際に火災が発生する可能性があるため要注意。ストーブのスイッチを切っていたとしても、揺れによって倒れた拍子にスイッチが入ることもあるのです。また、電線が切れていると、通電時にショートして火災が起こる場合も。安全に動けるようになったタイミングで、すぐにブレーカーを落とすようにしましょう。
ガスの元栓を閉める
大きな災害時には、ガスメーターが自動的にガスを遮断する仕組みになっています。その止まっていたガスの供給が再開される際、ガス管が破損しているとガス漏れが起こって爆発する危険も。災害の直後は、安全が確認するまでは元栓を締めておきましょう。
浴槽に水を溜めておく
災害時にもっとも困るのは、水の確保です。飲み水だけでなく、顔や口の中を洗ったりトイレを流したりする生活用水も必要になるため、水道が出るうちに溜めておきましょう。
ここで気をつけたいのが、断水時に蛇口を開けたまま放置してしまうこと。蛇口を開けたままにしてしまうと次に水が出るようになったときに出しっぱなしになり、二次被害が起こります。とくに、アパートやマンションなどの集合住宅では階下の住民にまで被害が及ぶので要注意です。断水している場合にも蛇口が閉まっているのかを必ず確認しましょう。
基本の備えに加えて、自分の心を満たすものを準備しよう
準備すべきものが具体的にわかると、防災の備えもしやすくなりますよね。ご紹介した避難グッズのリストの中に、自分では思いつかなかったものもあったのではないでしょうか。ここに記した準備リストは、あくまでひとり暮らしの20代女性に最低限必要なものを想定したまで。ここにあなたの心を安定させるものを加えて、自分仕様にアレンジしていきましょう。
「メイクができないことが最大のストレス」であれば必要最低限のメイク道具とメイク落としシートを。「ひとりで過ごすことが不安」という方は、心を落ち着かせるエッセンシャルオイルやお気に入りの香水を入れておくといいかもしれませんね。もしものときに慌てないよう、防災グッズの準備&見直しをしてみませんか?
この記事の執筆協力
- 執筆者名
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山本 杏奈
- 執筆者プロフィール
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金融機関勤務を経て、フリーライター/編集者に転身。現在は企業パンフレットや商業誌の執筆・編集、採用ページのブランディング、ウェブ媒体のディレクションなど、幅広く担当している。
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